【テクニカル分析】ドルの対円相場、史上最安値突破で70円割れも

みずほコーポレート銀行市場営業 部の田中宏幸チーフテクニカルアナリストによると、テクニカル分析の 観点から、ドルは対円で1995年に付けた史上最安値を突破した後、さ らに下落し、1ドル=70円を割り込む可能性がある。

田中氏は、「週ベースの一目均衡表を見ると、ドル・円は5月に今 年の戻り高値(94円99銭)を付けて『雲』の上限に上値を抑えられ 以降、下降トレンドが続いている」と指摘。日ベースの一目均衡表上で も「基準線と転換線が上値を抑えているのは明らかだ」とし、「ドルは 多少戻っても売られてしまうだろう。そうなれば新たなボトムを付けに 行くだろう」と語った。

27日の東京外国為替市場ではドル・円が84円40銭付近で推移。 24日には95年6月以来となる83円台までドル安が進み、83円60銭 の安値を付けた。

田中氏は、ドルは95年4月に記録した史上最安値の79円75銭を 試す展開になり、さらに「79円75銭を下回って下落ペースが加速す れば、すぐに大きなボトムを付けに行く」と予想。その場合、「70円 を割った60円台まで行く局面もあるのではないか」と分析した。

一目均衡表の「基準線」は過去26日間の高値と安値の平均値を結 んだ線で、足元では85円86銭に位置。過去9日間の高安値の平均値 を結んだ「転換線」は84円76銭を通っている。

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