米の預金者、銀行より「たんす預金」か-金利低下や手数料引き上げで

米国の預金者にとって、お金を預 けて最終的に利息よりも手数料の支払いが多くなることのない銀行を 探すのは一段と難しくなりつつある。

調査会社マーケット・レート・インサイトによると、貯蓄口座や 当座預金口座、市場金利連動預金、定期性預金証書(CD)の平均金 利は7月に0.99%に低下し、10年ぶりに1%を割り込んだ。銀行はま た、7月21日に成立した金融規制改革法への対応などで、手数料の引 き上げや新たな種類の手数料の追加に動いている。

その結果、預金で得た利息分が手数料で帳消しになるケースが増 えており、預金者の間では不満が高まっている。ニューヨーク州在住 のケン・ウォードさんは最近、自宅近くに支店を構えるチェース銀行 で0.01%の金利の貯蓄預金に預けるのを見送ったという。

娘が1万ドル(約85万円)の預け先を探しているというウォード さん(57)は「わたしたちは便利だからチェースに行ったが、この金 利ではマットレスの中にしまっておいた方がましだ。少なくとも手数 料は請求されない」と話す。

ウォードさん親子がチェース銀の貯蓄預金口座に預金したとする と、年間で約1ドルの利息を得る一方で、残高が300ドルを下回れば 4ドル、チェース銀以外のATM(現金自動預払機)からの引き出し 1回につき2ドル、月4回を超える引き出し1回につき3ドルといっ た手数料がかかることになる。

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