英豪BHPのクロッパースCEO:加ポタシュ以外の買収も視野に

世界最大の鉱山会社、英・オース トラリア系のBHPビリトンのマリウス・クロッパース最高経営責任 者(CEO)は、カナダの肥料メーカー、ポタシュに対する400億 ドル(約3兆3900億円)規模の敵対的買収のほかにも企業買収を目 指していく。BHPが抱える負債はわずか33億ドルにすぎない。

クロッパースCEOは2010年6月通期決算に関する電話会議で、 「当社のバランスシートには柔軟性がある」と指摘し、「ポタシュ買 収以外にも、より広範な天然資源業界への資本展開を引き続き推進す る意欲は衰えないだろう」と語った。同CEOは、石油部門を拡大し たいとの意向を示している。

ポタシュのビル・ドイルCEOはBHPが先週提示した1株当た り130ドルでの買収案を退けた。モルガン・スタンレーは、BHP が買収額を1株当たり最高180ドルまで引き上げることが可能とみ ている。BHPが25日発表した10年6月通期決算で、キャッシュ フローは179億ドルとなり、負債は41%減少した。

クラーク・ウィルキンス氏率いるシティグループのアナリストは 25日付のリポートで、「BHPは依然として合併・買収(M&A)を 通じた石油事業の拡大を目指しているが、目下の焦点はポタシュだ」 と指摘。「買収を成功させるために支払額がかさむ結果となり、株主 の利益が損なわれることを引き続き懸念している」と付け加えた。

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