豪州の中ぶらりん議会、消費者寄り政策で銀行に悪影響も-モルガンS

オーストラリアの総選挙でどの陣 営も過半数を確保できないハングパーラメント(中ぶらりん議会)と なったことから、同国の銀行は悪影響を受けるとモルガン・スタンレ ーのアナリストらはみている。法案採決で「消費者に優しい」政治家 の影響力が増すためだという。

与党・労働党と野党・保守連合(自由党と国民党)は21日の選 挙で、ともに下院の過半数に達しなかったため、緑の党や無所属議員 らを取り込む多数派工作を図っている。緑の党は過去に、顧客から手 数料を取らない基本口座の提供を銀行に義務付ける法案を提出したこ とがあるとモルガン・スタンレーは説明する。

リチャード・ワイルズ氏(シドニー在勤)率いる同社アナリスト はリポートで、「『消費者に優しい』議員に影響力が一段とシフトして きている」とし、「銀行業界の金利・手数料の変更が、議会勢力図の鍵 を握る議員の政策要望の一部となる可能性がある」と指摘した。

また同アナリストらは、政策決定に時間がかかる見通しだとして、 事業融資拡大の回復は遅れる可能性が高いとみている。

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