銀行は資産買収先送り、自己資本基準厳格化に備え-米ラザード副会長

【記者:David Henry and Deirdre Bolton】

8月25日(ブルームバーグ):米投資銀行ラザードのゲーリー・ パー副会長は、国際的な自己資本規制強化への備えと株式資本を再構 築する必要性から、銀行が資産買収を先送りしているとの認識を示し た。

パー氏は25日、ブルームバーグテレビジョンの番組「インサイ ドトラック」で、潜在的な買い手は、バーゼル銀行監督委員会が検討 している資本と流動性の新ルールの決定に先立つ投資に消極的だと語 った。

ラザードで企業の合併・買収(M&A)助言に携わるパー氏は「現 在議論されている措置の幾つかは金融機関にとって極めて高くつくこ とになるだろう」と指摘。こうしたコスト見通しと金融危機で被った 損失によって、米保険会社アメリカン・インターナショナル・グルー プ(AIG)や米銀シティグループ、バンク・オブ・アメリカ(BO A)などが売り出している資産の購入に各行は消極的だと説明した。

パー氏によると、危機が始まって以来、金融機関全体として株式 資本計約9000億ドル(約76兆3000億円)を調達したが、なお約 5000億ドルが必要という。

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