フィリピン4-6月GDP:前年比7.9%増-3年ぶり高成長

フィリピンの2010年4-6月(第 2四半期)の経済成長率は予想に反して加速し、3年ぶりの高成長と なった。個人消費と政府支出が貢献し、農業生産の減少は成長率には 響かなかった。

フィリピン国家統計調整局(NSCB)が26日発表した4-6月 の国内総生産(GDP)は前年同期比7.9%増加し、1-3月(第1 四半期)の7.8%(改定値)から伸びが加速。ブルームバーグ・ニュ ースがまとめたエコノミスト14人の予想中央値(6.3%増)も上回り、 07年4-6月(第2四半期)以後で最も急ピッチな成長ペースとなっ た。

アジア各国の政策担当者らは、インフレおよび資産バブルの抑制 と、景気回復とのバランスを図ろうとしている。フィリピン中央銀行 はこの日、ここ1年余り過去最低の4%に据え置いてきた政策金利に 関する決定を行う。

フィリピン・アイランズ銀行のエコノミスト、エミリオ・ネリ氏(マ ニラ在勤)は統計発表前の段階で、「在庫積み増しや輸出などの成長要 因は7-12月(下期)に徐々に消える公算が大きい」とした上で、「成 長率はインフレを誘発する水準にまだ達しておらず、中央銀行が今年 利上げするリスクは非常に小さい」と指摘した。

エコノミストの予想によると、フィリピン中央銀行はこの日、内 需の促進を図るため、政策金利を過去最低の4%に据え置く見込みだ。 7月のインフレ率は7カ月ぶりの低水準にとどまっており、中銀は今 年と来年の物価上昇率が目標の範囲内で推移すると予想している。

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