ルービニ氏:トルコ経常赤字、対GDP比で拡大へ-穴埋め懸念増す

米ニューヨーク大学のヌリエル・ ルービニ教授が会長を務めるルービニ・グローバル・エコノミクス(R GE)は、トルコの経常赤字が今年、対国内総生産(GDP)比で4.4% に拡大すると予想し、赤字を穴埋めする手段に「劣化」がみられると 指摘する。

RGEは25日、顧客に電子メールで配布したリポートで、トル コの経常赤字の対GDP比率が2009年に2.3%に低下したのは、経 済危機に関連した「異例の状況」が理由だったと説明し、問題は一時 的に注目対象から外れたに過ぎないとの見方を示した。同国政府は今 年の同比率を2.8%と見込んでいる。

リポートによると、「赤字の急拡大は懸念材料であるものの、真の 問題は穴埋めの財源の質悪化」だ。RGEは「海外からの直接投資(F DI)が純減する一方、ポートフォリオ投資(具体的には債券)など 変動の大きい財源が拡大している」と指摘。輸出向け製品の製造に使 われる中間財やエネルギーを過度に輸入に頼るなど、トルコ経済の構 造的な問題も「注視すべき中期的リスクをもたらしている」と分析し た。

さらに、トルコのFDIの8割を占める欧州が経済危機に見舞わ れたことで、投資流入ペースの回復が鈍い中でトルコが経常赤字をい かに穴埋めするのかという懸念が生じると付け加えた。

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