FRB:連邦高裁に開示命令の実行延期を申請-緊急融資先情報で

米連邦準備制度理事会(FRB) は、米政府の救済がなければ破たんの恐れがあった金融機関を特定し た文書の開示を命じた裁判所の決定について、実行延期を米連邦高裁 に申し立てた。

ニューヨーク連邦高裁は今月20日、2兆ドル(現在のレートで約 169兆円)規模の緊急融資プログラムの記録開示を義務付けた決定に 対するFRBの再弁論申請を退けていた。

決定の一時的な停止措置が認められれば、商業銀行20行で構成さ れるクリアリング・ハウス・アソシエーションとFRBは、90日以内 に最高裁に上訴できる。同訴訟でFRB側に加わったクリアリング・ ハウスは既に最高裁に判断を求める方針を示していた。

FRBのデービッド・スキッドモア報道官は、「FRBにとって 一時停止措置は、最高裁への上訴に関して司法省と協議するために必 要だ」と説明した。

問題となっているのはFRBによる2008年の金融機関向け融資 に関する231件の「条件既定書」で、融資先の銀行名や融資額などの 情報が盛り込まれている。これらの記録はブルームバーグ・ニュース の故マーク・ピットマン記者が米情報公開法(FOIA)に基づき公 開を請求していた。

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