短期市場:翌日物は0.085%中心、調達需要が減少-金利先物は反落

短期金融市場の無担保コール翌日 物は誘導目標0.10%に対して0.085%を中心に取引されている。銀行 は準備預金の積み上げが順調とみられる上、この日は調達需要がやや 減少しているという。一方、ユーロ円3カ月金利先物相場は小幅反落 (金利は上昇)している。

短資会社によると、信託銀行の調達が0.085-0.09%、都市銀行 の調達は0.08-0.085%で推移している。地方銀行の調達需要がやや 弱いという。前日の加重平均金利は0.095%だった。

この日は財政要因による資金の大きな増減はなく、当座預金は 2000億円減の17兆4000億円程度、準備預金(除くゆうちょ銀)は1000 億円減の12兆4000億円程度になる見込み。準備預金の積みの進ちょ く率かい離幅は平均対比プラス4%台前半と順調で、追加緩和観測も くすぶる中、積み上げを急ぐ銀行は見られない。

レポ(現金担保付債券貸借)は、当日物が0.105%の資金調達希 望、20年債の発行日に当たる27日受け渡し分の翌日物は0.11%の調 達希望、国庫短期証券(TB)3カ月物の発行日に当たる30日分は

0.11%の調達希望に対して運用希望は0.125%となっている。

追加緩和による調達コストの低下に備えて調達期間を短期化する 動きは減少したものの、日銀はいずれ緩和に踏み切らざるを得ないと の見方からディーラーを中心にTBの買いが強まっており、レポによ る在庫の資金手当ての動向が注目される。

前日のTB3カ月物の入札では、最高落札利回りが0.1063%と、 2006年4月以来の低水準を記録し、入札後に0.10-0.105%まで利回 りが低下。レポ金利を下回っている。

金利先物売り先行

東京金融取引所のユーロ円金先相場は小幅反落。中心限月11年6 月物は前日比0.01ポイント安い99.73(0.27%)で推移している。前 日には99.745まで買われ、中心限月として05年9月8日(99.75)以 来の高水準を記録していた。

白川方明日銀総裁が26日から30日まで米国に出張することで、 臨時の金融政策決定会合開催による早期の追加緩和観測が後退してい る。円高や株安が一服しているため、債券先物や金利先物には売りが 先行しやすい面もある。

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