ルービニ教授:7-9月米成長率、1%をかなり下回る水準へ

米ニューヨーク大学のヌリエル・ ルービニ教授は、7-9月(第3四半期)の米経済成長率は1%を「か なり下回る」水準となるとの見通しを示すとともに、リセッション(景 気後退)に再び陥る可能性は40%と予想した。同教授は今回の世界金 融危機を予測したことで知られる。

ルービニ・グローバル・エコノミクス(RGE)の会長でもある 同教授によると、この見通しは米政府が4-6月(第2四半期)の成 長率を「よくても」年率1.2%に下方修正することを前提としている。

同教授は電子メールで配布した文書で、政府の8140億ドル(約 69兆円)規模の景気刺激策や国勢調査のための臨時雇用、自動車買い 替え奨励策、住宅購入者向け税控除措置など「1-6月期に成長の追 い風だったものがすべて、7-12月期には向かい風に変わった」と指 摘した。

同教授は最善のシナリオでも、家計や政府、金融システムの「デ レバレッジ(借り入れ依存の解消)の必要性とその過程を考慮すれば、 潜在成長率を下回る停滞したU字型の景気が長年続く」と予想される と分析。

さらに「1%未満の成長に減速すると、株式市場は急速に調整局 面入りし、世界的にリスク回避の動きが急増する中で信用スプレッド と銀行間スプレッドは拡大する」と指摘。「その結果、実体経済と高リ スク資産価格の間に起きる負のフィードバック連鎖により、米経済は 本格的な二番底に陥りかねない」と警告した。

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