PIMCO:航空各社のEETCを選好-航空機の担保価値高まる

【記者:John Detrixhe、Mary Jane Credeur】

8月25日(ブルームバーグ): 債券ファンド運用最大手の米パシ フィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)や米資産 運用会社TCWグループは、航空機を担保とする債券に投資している。 航空各社は収益の改善を図るために輸送能力を拡大せず現状を維持し ており、これが航空機の担保価値の保全につながっている。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの指数によると、 ユナイテッド航空の親会社であるUALやデルタ航空が発行するEE TC(航空機を担保とする債券)を含めて、ジャンク級の航空会社の 債券は今月1.4%のリターンを上げており、高利回り債全体の0.05% を上回った。リターンの差は5月以後で最も拡大した。7月は航空会 社の債券リターンの方が全体を44ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)下回っていた。

ブルームバーグのデータによれば、米9大航空会社の1-7月の 輸送量は前年同期比1.9%増加し、航空会社の債券の魅力が高まって いる。リセッション(景気後退)に伴う輸送能力の縮小で、機体が比 較的古く、燃費効率が悪い600機余りが2008年初め以降、利用されて おらず、このため残りの航空機の担保価値が高まっている。

PIMCOの社債ポートフォリオのグローバル責任者、マーク・ キーセル氏は「わたしは特にこのような債券を選好する。十分な担保 の裏付けがあり、利回りも非常に魅力的だ」と指摘。「航空業界が輸送 能力を圧縮する一方、中国と新興市場は景気が拡大しており、航空機 に対する需要が増している」と話す。

TCWグループの債券投資責任者、タッド・リベル氏は、EET Cの価値が上がってきているが、投資妙味はまだあるとの見方を示し た。

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