欧州株:反発、企業決算や米失業保険統計を好感-ロレアル高い

欧州株式相場は反発。5週ぶり 安値から上げた。仏銀クレディ・アグリコルや化粧品のロレアルな ど各社が発表した四半期決算が増益だったほか、米国で発表された 週間失業保険申請件数の減少が材料視された。

支店数でフランス最大の銀行、クレディ・アグリコルは2.7% 高。同行の4-6月(第2四半期)決算は利益がアナリスト予想を 上回った。化粧品最大手ロレアルは3.9%急伸。同社の1-6月(上 期)決算が前年同期比21%増益だったのが好感された。カザフス タンの銅生産最大手、カザフミスは上昇、素材株の上げをけん引し た。金属価格の上昇が同社の利益を押し上げた。

欧州2位の半導体メーカー、独インフィニオン・テクノロジー ズも高い。半導体最大手の米インテルがインフィニオンのワイヤレ ス部門を買収することで合意に近づいていると、事情に詳しい関係 者3人が明らかにした。

ストックス欧州600指数は前日比0.9%高の249.65。前日の

0.8%の値下がりを埋めた。米国で景気の弱さを示す経済統計が発 表され、今月9日以降、同指数は4.8%下落した。ブルームバーグ がまとめたデータによると、平均株価収益率(PER)は15倍と、 2008年以来で最も割安な水準に近付いている。

ハーグリーブズ・ランズダウン・ストックホルダーズの株式部 門の責任者、リチャード・ハンター氏(ロンドン在勤)は「景気回 復の強さについて懸念する声が高まっていたが、希望の持てる兆候 もある」と述べ、「各社とも堅調な決算を発表し、今の懸念は第3 四半期だ」と続けた。

クレディ・アグリコルの第2四半期決算は、純利益が前年同期 比89%増の3億7900万ユーロと、アナリスト予想の3億1800 万ユーロを上回った。法人・投資銀行(CIB)部門の好調がギリ シャ関連の損失の影響を打ち消した。

ロレアルの上期決算は増益、アジアと中南米の伸びと、高級香 水販売の回復が寄与した。純利益は13億2000万ユーロと前年同 期の10億9000万ユーロから増加した。

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