仏サノフィ、米ジェンザイムの買収価格引き上げに消極姿勢-関係者

仏医薬品メーカーのサノフィ・ア ベンティスは、バイオ医薬品開発の米ジェンザイムに対して1株当た り70ドルを上回る買収価格を提示することに消極的で、買収に失敗 すればほかの買収標的を検討する可能性がある。事情に詳しい関係者 3人が明らかにした。

同関係者らによると、サノフィの取締役会は1株当たり最高70 ドルの提案を支持しており、買収価格がそれを超える可能性は低い。 サノフィは現在、1株当たり69ドル、総額で約176億ドル(約1兆 4900億円)の買収案を提示している。関係者5人が交渉は非公開だ として匿名で語ったところによると、サノフィはジェンザイムによる 生産体制の見直しに懸念を抱いているものの、同社とジェンザイムと の交渉は引き続き友好的だという。

バンク・マルタン・モーレルでサノフィ株を含む約82億ドル相 当の資産運用に携わるジェローム・フォルネリス氏は25日の電話イ ンタビューで、「サノフィは必要以上の支払いを望んではおらず、極 めて合理的な姿勢だ」と述べ、「同社は適正な価格を支払いたい意向 だ」と語った。

ジェンザイムの株価は25日のナスダック・ストック・マーケッ トでニューヨーク時間午後4時(日本時間26日午前5時)現在、前 日比19セント高の67.58ドル。サノフィ株は25日のパリ市場で

0.15ユーロ安の44.60ユーロで終了。

ジェンザイムの株主らは今月、同社の物言う取締役らが買収価格 の引き上げを求めており、サノフィは少なくとも1株当たり80ドル を支払う必要があるかもしれないと述べていた。

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