アイルランドの銀行社債保証コストが上昇-格下げ懸念で

【記者:Abigail Moses、Caroline Hyde】

8月25日(ブルームバーグ): 25日のクレジット・デフォルト・ スワップ(CDS)市場で、アイルランドの銀行の社債保証コストが 1年ぶりの高水準に接近した。米格付け会社スタンダード・アンド・ プアーズ(S&P)がアイルランドのソブリン格付けを引き下げたこ とで、銀行も格下げされるとの懸念が広がった。

CMAによると、政府傘下にあるアングロ・アイリッシュ銀行の 優先債に関するCDSスプレッドは13.5ベーシスポイント(bp、1 bp=0.01%)上昇の581bp。また、劣後債1000万ユーロに対する 保証の前払い分は10万ユーロ増の180万ユーロ、年間保証料は50万 ユーロとなっている。

グラス・セキュリティーズのディレクター、ファージャル・オリ アリー氏(ダブリン在勤)は「過去の経緯をみると、ソブリン格付け が引き下げられると、その国で営業している銀行や政府への依存が強 い企業も必然的に格下げされることが多い」と語り、「投資家はアイル ランドの銀行の起債でより高いプレミアムを求める公算が大きい」と 述べた。

CMAによると、アイルランド国債のCDSスプレッドは21bp 上昇の331bpと、2009年3月以来の高水準となった。

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