ブラジル株:ボベスパ指数は5週間ぶり安値、世界的な成長減速懸念で

25日のブラジル株式市場では、指 標のボベスパ指数が5週間ぶりの安値に下落。世界的に経済成長が鈍 化しつつあるとの懸念が広がり、新興市場国・地域の高利回り資産に 対する需要が後退した。

商品相場の下落を受けて、鉄鉱石生産で世界最大手のヴァーレな ど資源株が安い。住宅建設のロッシ・レジデンシアルは3.4%安とな り、不動産株の下げを主導した。ボベスパ指数構成銘柄で年初来上昇 率トップの衣料品小売り会社ロジャス・レナーも3.4%安。クレデ ィ・スイス・グループが投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュ ートラル(中立)」に引き下げたことが響いた。

バンコ・モダル(リオデジャネイロ)で30億レアル相当の資産の 管理・運用に携わるエドゥアルド・ロシェ氏は「市場は主に米国、そ して欧州の景気回復ペースを注視している」と述べ、「海外の需要の影 響を受けない業種の株は値下がりしないという見方には一理あるが、 これまであまりにも上昇してきた銘柄もある」と指摘した。

ボベスパ指数は前日比0.5%安の64803.43と、7月21日以来の 安値で終了。BM&Fボベスパ小型株指数は0.8%安の1268.03。通 貨レアルは0.4%高の1ドル=1.7640レアル。

この日発表された7月の米耐久財受注の伸びはエコノミストの予 想を下回り、米経済に残る数少ない明るいスポットも冷え込みつつあ る状況が示された。一方、米格付け会社スタンダード・アンド・プア ーズ(S&P)は、アイルランドの長期ソブリン信用格付けを「AA」 から「AA-」に1段階引き下げた。経営難の銀行に対する支援コス ト増大をめぐる懸念を格下げの理由に挙げた。

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