サルコジ仏大統領:G20ではドルという単独支配通貨について議論を

フランスのサルコジ大統領は為 替と商品市場における世界的な規制を推進する自身の計画について、 20カ国・地域(G20)に支持を求める方針を明らかにし、ドルが通 貨システムを支配する現状を議論したいと表明した。

大統領は25日、パリでの演説で「こうしたトピックについて議 論するのは罰当たりなことではない」と発言。「最も信頼性があり、 効率的なG20という会議の場で落ち着いて議論するのは良いことで あり、必要だと言えよう」とした上で、「タブー」があってはいけな いと続けた。

サルコジ大統領は、G20のメンバーはドルという1通貨が通貨 システムにおいて「支配的な地位」を占めている現状を議論すべきだ と指摘。フランスが議長国に就いたら、金融や為替の専門家による会 合を中国で開催すると述べた。

大統領は、世界の通貨システムの抜本改革推進をあらためて表明。 為替に関する議論に中国など主要7カ国(G7)以外の国も含めるよ う提唱したほか、国際協調やグローバル・ガバナンスの強化を訴えた。

また、通貨システムの「安定性強化」のため、国際通貨基金(I MF)のSDR(特別引き出し権)の利用拡大の可能性に言及した。

フランスはG20の議長国としての役割を11月に引き継ぎ、09 年のピッツバーグG20首脳会議(金融サミット)での合意内容の遂 行を目指す。

サルコジ大統領は、「始めた仕事をやり遂げることが重要だ」と し、「われわれの信頼性にかかわることだ」と付け加えた。

大統領は商品市場に関連した規制の変更や、原油や天然ガス、農 産物の価格変動を抑える方法についての議論などをG20の課題に挙 げている。

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