米新築住宅販売:7月は過去最低、価格も二番底に

7月の新築住宅販売は市場の予 想に反して前月比で減少、過去最低水準を記録した。住宅価格の下 落や借り入れコストの低下にもかかわらず需要は一段と冷え込み、 住宅市場は二番底に沈んだ。

米商務省が発表した7月の新築一戸建て住宅販売(季節調整済 み、年率換算)は前月比12%減少して27万6000戸と、1963年の 調査開始以来で最低だった。新築住宅の中間価格は20万4000ドル と2003年末以来の最低水準。前年比でも4.8%値下がりした。

ムーディーズ・エコノミー・ドット・コムのシニアエコノミス ト、ライアン・スウィート氏は、「住宅市場の回復は大きく後退した」 と述べ、「労働市場の改善には疲れがみえ始め、住宅の潜在的な買い 手も様子見姿勢を取っている。これは二番底に近い失業率を考える と理解できる」と続けた。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央 値は33万戸だった。前月は31万5000戸と、速報値(33万戸)か ら下方修正された。

全米で販売減少

地域別では4地域すべて減少。特に西部は前月から25%急減、 北東部も14%減少した。最大地域の南部は8.7%減、中西部は8.3% 減だった。

販売に対する在庫比率は9.1カ月と、前月の8カ月から増加し た。新築住宅在庫は21万戸と前月から変わらず。

米政府による住宅購入支援策は新築販売をある程度押し上げた が、支援策の期限が4月末で切れると、5月の新築販売は前月比 32%減と月間では過去最大の減少を記録した。同月の販売戸数は28 万1000戸と、1963年の同統計集計開始後初めて30万戸を割り込 んだ。その後、6月に小反発したものの、7月に再び大きく減少し、 過去最低記録を更新した。

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