シンガポールの債券発行額、過去最高を更新-資金調達コスト低下で

シンガポールの債券発行ペースが 加速している。経済成長率世界一の座を中国と争う同国の企業が、少 なくとも20年ぶりの低水準となっている資金調達コストを利用して 事業拡大の資金を集めている。

ブルームバーグのデータによれば、政府系投資会社テマセク・ホ ールディングスや不動産開発会社キャピタランドなどシンガポール企 業が今年に入り実施した起債の規模は計141億ドル(約1兆1900億円) と、過去最高だった2001年の132億ドルを上回った。

指標の3カ月物シンガポール銀行間取引金利(SIBOR)は直 近で0.55708%と、1987年のシンガポール通貨庁(MAS)のウェブ サイトでのデータ集計開始後の最低水準に近づいている。

スタンダードチャータード銀行のアジア債券シンジケート責任者、 アーロン・ラッセルダビソン氏は電話インタビューに応じ、「シンガポ ールは著しい高成長期を迎えており、大半のセクターが好調だ」と指 摘。「この流れの中では、企業が歴史的に魅力的な水準でより長期の資 金借り入れを目指すのは当然だ」と付け加えた。

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