米社債相場に上昇疲れ、景気「二番底」への懸念広がる-信用市場

6年ぶりの高値水準となった米社 債相場に上昇疲れが表れている。米国はリセッション(景気後退)の 再発を回避できるという投資家の見通しが、経済指標の悪化を受けて 揺らいでいるためだ。

米企業の信用リスクの指標は4営業日連続で上昇し、約5週間ぶ りの高水準に達した。米社債利回りの米国債に対する上乗せ幅(スプ レッド)は7月に縮小した後、今月はほとんど変化がない状態だ。

24日発表された7月の米中古住宅販売件数は前月比27%減と過 去最大の落ち込みとなり、景気減速の兆候を示唆した。米格付け会社 スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、状況が悪化した場合、 過去最高のペースを見せている高利回り・高リスク債の発行が鈍化す る可能性があると警告している。

TCWグループの主任グローバルストラテジスト、コマル・スリ クマール氏は、「二番底に陥るのは避けられない」と述べ、「雇用状況 は二番底に入っており、住宅業界も二番底に入りつつある。次の段階 は経済全体が二番底に陥ることだ」語った。

マークイットCDX北米投資適格指数のスプレッドはニューヨー ク時間24日午後6時22分(日本時間25日午前7時22分)現在、3.6 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し113bpと、7月 16日以来の高水準。

米投資適格級社債利回りの米国債に対するスプレッドは7月30 日以降2bp拡大し190bpであることが、バンク・オブ・アメリカ (BOA)メリルリンチの指数で示されている。今月9日には186b pまで縮小していた。

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