三井海洋開株が大幅安、FPSOの受注不透明-野村証は目標株価下げ

浮体式の海洋石油・ガス生産設備 (FPSO)を手がける三井海洋開発の株価が前日比5.0%安の1118 円まで大幅続落。景気懸念から24日の米ニューヨーク原油先物相場が 7週ぶりの安値となり、FPSOの受注の先行きに不透明感が高まって いる。野村証券が目標株価を引き下げたことも売りにつながった。

同社が担当する石油関連プラントの需要は原油価格に影響を受ける 傾向がある。24日に発表された米中古住宅販売が予想以上に落ち込み、 経済成長減速で燃料需要が弱まるとの見方から、同日のNY原油先物 10月限は5日続落、一時1バレル=71.45ドルと、7月7日以来の安値 を付けた。

また、野村証券の岡嵜茂樹アナリストは24日付リポートで、建設 後にチャーター事業を行うプラント案件については、同社が金融スキー ムの構築を行う必要があると指摘。そのうえで「金融市場の動向によっ ては設備発注が遅れるものもあり、受注タイミングを予想しづらい点は 株価ディスカウント要因となる」としている。

設備発注が遅れるとの懸念から、同証券がカバーするNOMURA 400の平均PER(株価収益率)より低い評価は不変と岡嵜氏は述べ、 足元でのNOMURA400のPER低下を受けて同社株の目標株価を 1600円から1320円に引き下げた。投資判断は「2(中立)」を継続。

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