7月の米新築住宅販売:低迷継続か、雇用不安で-ブルームバーグ調査

米不動産仲介会社ジップリアルテ ィ(カリフォルニア州)のパット・ラシンスキー最高経営責任者(C EO)は、同社が顧客を増やせない理由が分かっている。それについ て個人的には何も手だてがないこともだ。

同氏は24日のインタビューで、「失業不安がある」と指摘。住宅 部門は「現在あまり良い状況にない」と語った。

ブルームバーグ・ニュースがエコノミストを対象に実施した調査 によると、米商務省が25日発表する7月の新築一戸建て住宅販売件数 (季節調整済み、年率換算)は33万戸(予想中央値)と、過去2番目 の低水準だった前月から横ばいが見込まれている。一方、同月の製造 業耐久財受注は、企業の設備投資が景気の数少ない明るい材料である ことを示しそうだ。

住宅需要の先行指標である新築住宅販売は、政府の住宅購入支援 措置による統計への影響が薄れた後も、中古住宅販売の回復はあまり 期待できないことを示唆するもよう。7月の中古住宅販売件数は前月 比27%減と、統計開始以来最大の落ち込みを記録した。住宅市場の低 迷が長引けば、景気回復力を弱め、米連邦準備制度理事会(FRB) が成長を下支えするための追加措置を講じる可能性が高まる。

ハーバード大学の住宅研究共同センターでディレクターを務める ニコラス・レツィナス氏は、「住宅問題はより広範な経済の問題で あり、それが解消されるまで景気の力強い回復はない」と指摘。「雇用 が回復の鍵を握る要因となるが、雇用市場は低迷したままだ」と述べ た。

商務省は7月の新築住宅販売件数を午前10時(ワシントン時間、 以下同じ)に発表する。予想レンジは29万1000-35万5000戸。

ラシンスキー氏によると、ジップリアルティが販売を仲介してい る物件が売却まで要する時間は、2008年の2倍である5、6カ月とな っているという。

一方、企業の設備投資が米景気回復を支えている様子を示すこと になるとエコノミストらはみている。ブルームバーグ・ニュースの調 査では、7月の製造業耐久財受注は前月比3%の増加(予想中央値) と、今年1月以来の高い伸びが見込まれている。輸送用機器を除く受 注は同0.5%増となったもようだ。商務省は午前8時半に同統計を発 表する

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