【個別銘柄】輸出、板硝子、岩手銀、三井海洋開、大日本住友、原油

株価変動材料の出た銘柄の終値は 以下の通り。

輸出関連株:トヨタ自動車(7203)が前日比2.4%安の2910円。 パナソニック(6752)、TDK(6762)、シャープ(6753)、東京エレ クトロン(8035)、ニコン(7731)などが相次ぎ52週安値を更新した。 米景気の減速とドル・円で15年ぶりの円高となったことで、収益悪化 への警戒から自動車や電機、精密機器株への売りが優勢となった。

日本板硝子(5202):5%安の189円。一時187円を付け、2009 年3月12日以来、約1年5カ月ぶりの低水準に沈む場面もあった。公 募増資などで最大498億円を調達する、と24日に発表。調達資金は自 動車用ガラスなどの設備投資に充当する。オーバーアロットメントによ る売り出しを含む増資後の普通株式数は最大35%増の9億355万株と なるため、1株利益の希薄化を懸念した売りが優勢となった。

岩手銀行(8345):11%安の4140円で、東証1部の下落率2位。 三井住友海上火災保険など金融機関3社が計80万株を売り出す。この ほか、オーバーアロットメントによる売り出しを上限12万株で計画。 需給悪化を懸念した売りが膨らんだ。

豊田通商(8015):4%安の1188円。三井住友海上火災保険など 金融機関5社が保有してきた計1190万株を売り出すと発表した。この ほか、オーバーアロットメントによる売り出しを上限178万3000株で 計画。需給悪化懸念から売りが優勢になった。

三井海洋開発(6269):5.5%安の1112円。景気懸念から24日の 米ニューヨーク原油先物相場が7週ぶりの安値となり、FPSO(浮体 式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)の受注の先行きに不透明感が高ま った。野村証券は24日付で、同社株の目標株価を1600円から1320円 に引き下げた。

インターネットイニシアティブ(IIJ:3774):4.8%高の21万 5400円で東証1部上昇率5位。日本ビジネスシステムズ(JBS)と クラウド事業で協業する、と24日に発表。9月1日から米マイクロソ フト社のプラットフォームソリューションを個別に構築、IIJのクラ ウドサービス「IIJ GIO」をインフラ基盤として提供する。今後の収益 貢献が見込まれた。

静岡銀行(8355):3.7%高の699円。発行済み株式総数の1.45% に相当する1000万株を上限に自己株式を取得する。期間は27日から9 月22日まで、上限金額は80億円。需給好転などが見込まれた。

第一建設工業(1799):3.2%高の652円。発行済み株式総数の

0.93%に相当する20万株を上限に自己株式を取得する。期間は25日か ら10月29日まで、上限金額は1億6000万円。

大日本住友製薬(4506):1.8%高の692円と続伸。降圧剤「アム ロジン」の売り上げの底堅さなどを確認したとし、シティグループ証券 は24日付で投資判断を「中立」から「買い」に引き上げた。新しい目 標株価は1000円。シティ証では11年3月期の経常利益予想を7億円か ら210億円へ大幅増額、会社計画の60億円は保守的とした。

リョービ(5851):2.2%高の274円と5日ぶりに反発。海外部門 の営業損益が11年3月期に15億円前後の黒字に転換する見通し、と 25日付の日経新聞朝刊が報道。前期は7000万円の赤字。中国、北米、 欧州の3地域すべてが黒字化するといい、増産体制が整った中国は米ゼ ネラル・モーターズ(GM)の現地工場向けの受注が増加、今期は9億 円程度の黒字になるという(前期は数千万円の赤字)。

原油関連:国際石油開発帝石(1605)が2.1%安の38万1500円、 三井物産(8031)が3.1%安の1124円など。中国石油化学工業協会 (CPCIA)が25日に公表した月次リポートによると、中国の7- 9月(第3四半期)の原油の顕在需要は前年同期比5.8%増の1億800 万トンになる見通し。4-6月(第2四半期)の15%から伸び率が大 きく鈍化する。世界的な原油需要の鈍化などが警戒された。

タカショー(7590):1.9%安の356円。異常気象などでホームユ ース部門の販売が低迷した結果、上半期(1月21日-7月20日)の連 結純利益は前年同期比25%減の2億7400万円となった。業績不安から の売りが出た。

ソースネクスト(4344):午後1時以降に急上昇。24%高の2万 5920円ストップ高(制限値幅いっぱいの上げ)で一部配分となった。 米IT(情報通信)大手エバーノートとクラウド関連ビジネスで連携す ると発表、収益への貢献などが期待された。

チャイナ・ボーチー・エンバイロメンタル・ソリューションズ・テ クノロジー(1412):7.1%高の3万1900円で東証1部の上昇率3位。 同社子会社の北京博奇が、中国西部地域で鉱産資源の開発を行う西部鉱 業グループから湿式脱硫プロジェクトを受注したことが24日明らかに なり、連結業績への寄与が期待された。関連設備の設計や建設などで 5549万人民元(約7億円)を受領予定。

日本プラスト(7291):10%高の403円で東証2部の上昇率1位。 国内やアジアでの自動車増産に伴う受注増などを受け、会社側は24日 付で2011年3月期の連結純利益予想を16億円から26億円に上方修正 した。4月時点では未定としていた配当予想も前期同様、1株当たり年 7円50銭とすると発表、好業況と株主還元姿勢が評価された。

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