PIMCO:日経平均が8500円割ると日本信用市場に悪影響(Update1

日経平均株価が8500円を下回るよう だと、日本の信用市場に悪影響を与える--。債券ファンド運用最大手の 米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のア ジア太平洋地域クレジットリサーチ責任者の小関広洋氏は、25日開催の 「PIMCOペンション・リーダーズ・フォーラム」でこう指摘した。

この日の東京株式相場は4日続落し、日経平均株価とTOPIXが ともに連日で年初来安値を更新した。米国景気や欧州のソブリンリスク に対する警戒から円高が一段と進むなか、日本政府が今のところ有効な 円高阻止策を示していないことが背景にある。日経平均の終値は前日比 149円75銭安の8845円39銭。

小関氏は、「日経平均が8500円を切ったところからクレジットマー ケットのセンチメントが急速に悪化してくる」とした上で、社債投資に 関しては格付けの質に妥協せずに「需給要因などで割安なっている銘柄 に投資するべきだ」と語った。

一方、国債市場では、10年物の長期金利が7年ぶりとなる0.8%台 に一時低下するなど、日本銀行による追加的な金融緩和期待を背景にし た債券買いが続いている。

同フォーラムに出席した日本部門ピムコジャパンの正直知哉ポート フォリオマネジャーは、日本の経常黒字がしばらく続くことや投資家が 自国の国債の保有高を厚くするホームカントリー・バイアスの傾向にあ ることから日本の長期金利がすぐに上昇することはないとの見方を示し た。

正直氏はまた、世界的に金融規制が強まるなか、金融機関はリスク が相対的に低い国債への投資を促されると指摘した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE