ゴールドマンのハッチウス氏:米FRBは追加緩和策に踏み切る公算大

米連邦準備制度理事会(FRB) は米経済の軟化を受けて追加の金融緩和策に踏み切る公算が大きいと、 ゴールドマン・サックス・グループの米国担当チーフエコノミスト、 ジャン・ハッチウス氏は指摘した。

ハッチウス氏は24日、ブルームバーグラジオの番組「ブルームバ ーグ・サーベイランス」のトム・キーン司会者とのインタビューで、 「FRBはいずれ、資産買い取りかその他の異例の手段を通じた追加 緩和策に踏み切るだろう」と予想。FRBが証券の買い取りを選んだ 場合、1兆ドル(約84兆円)を「下回る規模なら意味はない」との見 方も示した。

FRBは8月10日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、約1年 ぶりの景気てこ入れに向けた措置として、当局の証券保有残高を現行 水準(2兆500億ドル)で維持する方針を表明。FOMC声明は「生 産と雇用の回復ペースはこの数カ月で減速した」との認識を示した。

全米不動産業者協会(NAR)が24日発表した7月の米中古住宅 販売件数は前月比で27%減少し、一段の景気鈍化を示唆した。ハッチ ウス氏はこの統計発表前に、7-12月(下期)の米国内総生産(GD P)伸び率が年率1.5%となり、失業率は現行の9.5%から来年は10% に上昇するとの見方を示した。

同氏は「今後データに表れてくると思われる景気減速の多くを債 券市場は現時点で織り込んでいる」と述べ、「債券利回りをさらに少し 低下させる圧力は根強いだろうが、米国債市場では現行水準でその大 部分が織り込まれていると思う」と語った。

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