アジアの富裕層ジュニアにビジネス指南-スタンダード銀のプログラム

英スタンダードチャータード銀 行は、プライベートバンキング部門の顧客の子供を対象に研修プログ ラムを開始した。米シティグループやスイスのUBSなどの競合他社 に続き、アジアの次代のミリオネア(百万長者)に触手を伸ばしてい る。

今月13日まで6週間にわたったシンガポールでのプログラムに は18-26歳の18人が登録した。プログラムを統括するジュンキ ウ・チョイ氏は研修内容について、スタンダードチャータード銀の買 収対象となり得る企業の選定や、支店の設計・配置の構想など多岐に わたると説明した。

チョイ氏は、このプログラムにより、スタンダードチャータード 銀はプライベートバンキングの顧客との関係を強化できるほか、将来、 数百万ドルに上る財産を相続する顧客の子女らに実務的な教育を行え ると語った。ボストン・コンサルティング・グループが6月に発表し たリポートによれば、アジアの富裕資産は向こう4年間、世界全体の 2倍のペースで拡大すると見込まれる。

チョイ氏は23日のシンガポールでのインタビューで、「富裕層 にとっては、次の世代が1番の気掛かりだ」と指摘。「知識や規律、 ビジネス感覚、能力の継承は、富の継承よりも重要だ」と述べた。

チョイ氏によれば、スタンダードチャータードはこのプログラム をアジアのほかの地域に広げる予定はないという。大半の上級幹部は シンガポール在勤だからだと説明した。今年のプログラム参加者の出 身はシンガポールや中国、ドバイ、韓国、インド、インドネシア、マ レーシアで、交通費や宿泊費は自己負担だったという。

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