バフェット氏、ピンチヒッター失う-「殿堂入り」シンプソン氏が引退

米投資・保険会社バークシャ ー・ハサウェイのウォーレン・バフェット最高経営責任者(CEO、 79)は、ファンドマネジャー、ルー・シンプソン氏(73)の引退に 伴い、頼れるピンチヒッターを失うことになる。

バフェット氏補佐役のデビー・ボサネク氏は23日、バークシャ ー傘下の自動車保険会社ガイコで資産運用に携わるシンプソン氏が年 末で退任する予定であることを電子メールで明らかにした。同氏の引 退でバフェット氏は、かつて投資家の「殿堂入り」を果たしたと称賛 した幹部を失う。

1996年のバークシャーによるガイコ買収で、シンプソン氏は同 社の一員となった。バフェット氏は新たに加わったシンプソン氏を代 理役として高く評価し、緊急時にバークシャーの資産運用を任せてい た。ガイコの2004年の年次報告書によれば、シンプソン氏の株式ポ ートフォリオのリターンは、同年末までの25年間で年平均20%だ った。バフェット氏はバークシャー傘下のほかの保険会社の資産運用 を担当している。

YCMネット・アドバイザーズでバークシャー株を含む約10億 ドル相当の資産運用に携わるマイケル・ヨシカミ氏は、「バフェット 氏が最も望まない事実だということは確かだ」とし、「ウォーレン・ バフェットの後を継ぐのは難しい仕事になるだろう。ほかのマネジャ ーが去るのであれば、状況は一段と厄介になる」と指摘した。

約550億ドル相当の株式ポートフォリオの運用に携わるバフェ ット氏は、引退時には自身の責務を複数のマネジャーに分散させる予 定だ。後継者はまだ指名されていない。22日にシンプソン氏の退任 を報じた米紙シカゴ・トリビューンによれば、シンプソン氏のポート フォリオはバフェット氏が引き継ぐ。

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