英ロールス:ジェットエンジン検査施設、依然閉鎖-事故の影響続く

世界2位の航空機エンジンメー カー、英ロールス・ロイス・グループは、タービンが3週間前に試験 台で爆発した影響で閉鎖したジェットエンジンの検査施設を再開でき ないでいる。同施設では米ボーイングの新型旅客機「787ドリーム ライナー」や競合エアバスの旅客機「A350」向けの検査を実施する。

ロールス・ロイスの広報担当者、ジョシュ・ローゼンストック 氏は23日遅く電話で、ドリームライナーに動力を供給する同社製 エンジン「トレント1000」の事故により、「限られた数ながら、テ スト施設に破片が散乱した」と明らかにした。イングランドのダービ ーにある同施設の修復は近く完了するという。

ドリームライナーの納入はすでに2年あまり遅れており、ボーイ ングは現在の予定通り2010年末ごろに納入するよう取り組んでい る。ボーイングとエアバスは、部品メーカーと連絡を取っており、エ ンジン不調に伴うテスト計画の遅れはないと見込んでいることを明ら かにした。

ロールス・ロイスのエンジン開発プログラムに詳しい関係者1人 によれば、同社はトレント1000と、エアバスのA350型機向けエ ンジン「トレントXWB」のテストを別の施設で行うことができると いう。情報が未公開であることを理由に匿名で発言した。ロールス・ ロイスは英ダービーのほか、ドイツと米国にもエンジン用テスト施設 があり、シンガポールにも設けることを計画している。

ボーイングは今月11日、787型機の機体を安定化させる構造 上の問題から、全日本空輸への1号機引き渡しが2011年にずれ込 む可能性があることを明らかにしている。同社は開発の遅れから昨年、 83機がキャンセルされた。

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