農水省:輸入小麦価格を引き上げ、2年ぶり-10月から1%

農林水産省は24日、国が管理して いる輸入小麦価格を10月から5銘柄の平均で1%引き上げると発表 した。値上げは2008年10月以来、2年ぶりとなる。

10月からの売渡価格は1トン当たり4万7860円となる。価格改 定ルールに基づき、直近6カ月間(10年3-8月)の平均買付価格を 基に算定した。

日本で消費される小麦は9割近くを輸入に頼っており、輸入小麦 は政府が全量買い取った上で、日清製粉など民間の製粉各社に売り渡 している。売渡価格は、国際市況の動向を踏まえて4月と10月の年2 回改定している。

シカゴ商品取引所(CBOT)の小麦先物相場(中心限月)は、 ロシアで起きた干ばつの被害などを背景に6月末以降、約5割上昇し ている。8月6日にはロシア政府が輸出の一時禁止を発表したことな どを受けて1ブッシェル当たり8.68ドルと約2年ぶりの高値を付け ている。

篠原孝農林水産副大臣は発表会見で、値上げ幅が限定的であるこ とについて「日本はロシアから輸入していない」と述べたほか、算定 に関しては3-8月の平均価格であることなどを説明し、「あまり大き くなく、1%の値上げですんでいる」と語った。

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