欧州銀、社債保証コストが上昇―米住宅市場の減速で景気回復を懸念

米住宅市場の減速が世界の景 気回復を脅かすとの懸念が投資家の間で広がる中、欧州銀行の社債保 証コストが過去1カ月間での最高に上昇した。

JPモルガン・チェースによると、欧州の銀行・保険25社の 優先債で構成するマークイットiTraxx金融指数のスプレッドは、

5.25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01ポイント)上昇して 140bpと、7月20日以来の高水準だった。

米国では住宅差し押さえや雇用の伸び悩みで住宅市場が打撃を 受けている。ノーベル経済学賞受賞者のジョゼフ・スティグリッツ氏 は、欧州が再びリセッション(景気後退)に陥るリスクがあるとの見 解を示した。各国政府による財政赤字削減のための歳出カットが理由 だ。

ウニクレディトのミュンヘン在勤ストラテジスト、クリスティ アン・ウェーバー氏は「過剰な住宅供給、高い失業率、さらに返済遅 延の増加はすべてが組み合わさって起爆剤となっている。それは米国 をリセッションに逆戻りさせるだけの威力がある」と述べ、こうした 状況は「悪循環」を生み出す可能性があると指摘した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE