BHP:10年6月期、最高益に迫る公算-ポタシュ買収の動き加速か

世界最大の鉱山会社、オーストラ リア・英系BHPビリトンが25日発表予定の2010年6月期(09年7 月-10年6月)決算では、純利益が過去最高に近い水準となる公算大 だ。同社はカナダの肥料メーカー、ポタシュに390億ドル(約3兆3000 億円)規模の敵対的買収案を提示しており、予想通りの好決算となれ ば買収の動きが加速しそうだ。

ブルームバーグ・ニュースがアナリスト15人を対象に実施した調 査の平均では、BHPの通期純利益は133億ドルと予想されている。 09年6月期は59億ドル、08年6月期は過去最高の154億ドルだった。 同社は先週、ポタシュに対し敵対的買収案を提示したと発表した。

09年6月期は世界的リセッション(景気後退)による原材料需要 の減退で利益が落ち込んだが、今年は銅やニッケル、アルミニウムの 価格上昇が利益を押し上げている。BHPのマリウス・クロッパース 最高経営責任者(CEO)は世界的な食糧消費の伸びにより肥料需要 が拡大すると見込み、肥料の原料となるカリの鉱山を金属や石炭、エ ネルギー部門に加えることを目指している。

エボルーション・セキュリティーズ(ロンドン)のアナリスト、 チャールズ・カーノット氏は電話インタビューで「過去数カ月間、多 くのさまざまな商品銘柄全般が非常に健全な回復を示している」と指 摘。「ポタシュへの敵対的買収に関してはBHPの全般的な財務の健全 性に重点が置かれるのは明らかだ。このため、市場関係者はBHPが どの程度融資を受けられるかに注目するだろう」と述べた。

BHPは買収に向け450億ドルの融資を確保しており、買収資金 調達のための借り入れとしては08年2月以降で最高額となる。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE