リグ最高責任者、今も特定できず-メキシコ湾爆発事故から4カ月

メキシコ湾のリグ(石油掘削装置) 爆発事故から4カ月以上が経過した今も、米政府の調査委員会はリグ の最高責任者が誰だったかを突き止めるため調査を続けている。爆発 事故では作業員11人が死亡し、過去最大規模の原油流出につながった。

英BPがメキシコ湾で油井を掘削する際のリグの耐航性について 統括している同社幹部、ニール・クラモンド氏は23日、ヒューストン で開かれた公聴会で、事故が発生したリグ「ディープウォーター・ホ ライズン」の指揮者はリグ責任者か掘削監督者のどちらか一方が務め ていたことを明らかにした。リグはトランスオーシャンが保有し、B Pにリースしていた。

米沿岸警備隊と内務省の調査委員会のメンバーは10時間以上に わたる証言の間、4月20日に爆発事故が発生する前のリグの指揮系統 の解明に向けた質問に重点を置いた。委員会の共同議長を務める沿岸 警備隊のハン・グエン大佐は、トランスオーシャンのリグ責任者以外 の者が指揮に当たっていた可能性があることに驚きを表明した。

5月以降11回目となる今回の公聴会が始まった際、クラモンド氏 は「リグには航海用に分類できる機器もあれば掘削用に分類できる機 器もある。さらに、航海作業と掘削作業の両方を支援するシステムも ある」と指摘した。

委員会を構成する8人の委員は、リグと海底をつなぐパイプの内 部を天然ガスが上昇しリグで爆発した際にどんな問題が発生したのか を解明するため、目撃者の聞き取り調査や計画図、圧力に関するチャ ート、電子メールなど数千ページに及ぶ資料を吟味している。

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