米シティ消費者金融部門:返済遅延が予想上回る増加-合理化の影響で

米銀シティグループが取り組む北 米消費者金融部門シティファイナンシャルの合理化は、予想を上回る 返済遅延の増加を引き起こしている。状況について説明を受けた関係 者1人が明らかにした。

数値は非公開だとして同関係者が匿名を条件に語ったところによ れば、シティファイナンシャルの7月の延滞率は幹部の予想を0.25 ポイント上回った。同社は330支店を閉鎖し、約180支店を問題融資 の「サービシングセンター」に転換する過程の業務の混乱から延滞が さらに増えると予想していたという。

米政府から450億ドル(約3兆8200億円)の公的支援を受けたシ ティグループのビクラム・パンディット最高経営責任者(CEO)は 2009年1月以来、シティファイナンシャルの売却を目指している。た だ、失業率や融資資金の調達コストが上昇するなか、買い手を見つけ るのが困難な状況となっている。

アトランティック・エクイティーズのアナリスト、リチャード・ ステート氏は「米景気が急激に落ち込めばリスクが生じる」と指摘。 シティグループの一部の投資家は「最も高い価格での売却ができなく ても、同行が消費者金融事業から撤退することを望んでいる」と語っ た。

同関係者によれば、シティファイナンシャルのメアリー・マクダ ウェルCEOは先週、社員への説明で延滞の増加について伝えた。増 加額は明らかにしなかったという。シティグループの広報担当マー ク・ロジャーズ氏は延滞の総額についてコメントを控えた。

同行の4-6月(第2四半期)決算資料によれば、シティファイ ナンシャルを含む北米消費者金融事業の6月末時点の個人ローン残高 は154億ドル。延滞率の0.25ポイント上昇は、返済遅延の増加額が最 大3850万ドルに達する可能性があることを意味する。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE