科研薬株1年半ぶり高値、関節機能剤「アルツ」伸び-安定成長期待

中堅製薬メーカーの科研製薬株が 一時、前日比1.5%高の921円と続伸。2009年3月9日以来、約1年 半ぶりの高値を付けた。中高齢者の関節痛の治療などに使用される関 節機能改善剤「アルツ」の販売が好調に推移、中長期で安定成長が可 能な銘柄との見方が広がっている。

会社側の今期(2011年3月期)業績計画によると、主力のアルツ は前期比3%増の311億円となり、連結売上高目標865億円の約36% を占める見込み。SMBCフレンド調査センターの高沖聡シニアアナ リストは、アルツについて「特許が満了したにもかかわらず、ディス ポーザブル(使い切り)で後発品との競合が少なく、まだまだ伸びて いる」と指摘。市場拡大に連れ、今後も伸びるヒット商品とみている。

大和証券キャピタル・マーケッツ金融経済研究所によると、科研 薬の向こう3期間の1株利益(EPS)成長率は、平均7.6%となる 見通し。13年3月期のEPSは84円26銭(今期の会社側計画は75 円93銭)になると試算する。

科研薬株の現在の株価収益率(PER)は約12倍。SMBCの高 沖氏は、「医薬品株の平均PERは16倍程度のため、現状は割安。当 面は1000円台回復を目指す動きになろう」と予想していた。

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