豪州の無所属3議員が会談へ、新政権発足に向けキャスチングボート

オーストラリアの総選挙で与野 党の2大勢力がともに過半数を確保できないことが確実となったの を受け、キャスチングボートを握るとみられる無所属議員3人が24 日、共同戦略を話し合うためキャンベラで会談する。

ロバート・オークショット議員はキャンベラで記者団に対し、 「この日の会談はトニー・ウィンザー、ボブ・カッター両議員と情 報交換し」、各党首らとの協議に向けた計画を立てるためのものだと 説明した。

今回の総選挙は70年ぶりの大接戦となっており、与党・労働党 のギラード首相と最大野党・自由党を率いるアボット党首は、政権 樹立に向けて他党や無所属の議員を何人取り込む必要があるのかま だ不透明な状況だ。選挙管理委員会のウェブサイトによると、労働 党が下院で72議席を獲得し、自由党と国民党の保守連合の70議席 をリードしているが、過半数(76議席)に4議席届いていない。最 高100万票の郵送投票分の集計が25日から始まる予定で、5議席 は接戦のため勝敗が見えない状態だ。

この結果次第で、オーストラリアの資源会社に対する「資源超 過利潤税」や農村部でのインターネット網整備といった計画の行方 が決まってくる。ギラード首相が提案している資源税には無所属議 員3人のうち2人が反対しているが、430億豪ドル(約3兆2500 億円)を投じる高速インターネット網計画は、地方の通信状況や健 康サービスの改善を求める3議員の要求を満たすものになる。

オークショット議員は「最後の議席の3、4議席はいずれも極 めて重要であり、今後数日、あるいは数週間に行われる交渉をどの ように進めるかの枠組みを作ることになる」と述べた。

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