ヘッジファンドの商品先物の買い越し:08年4月以来の高水準に増加

ヘッジファンドなどの投機家が商 品相場に対し2008年4月以降で最も強気な姿勢を取っていることが、 米商品先物取引委員会(CFTC)のデータで明らかになった。小麦 とトウモロコシ相場の上昇が続くとの見方が背景にある。

CFTCが20日発表したデータによると、投機家の商品先物20 銘柄の持ち高を示す指数は、17日終了週に2.6%増加し、約118万枚 となった。ブルームバーグが集計するこの指数は、それぞれの商品の 買い持ちポジションから売り持ちポジションを差し引いて算出される。 小麦とトウモロコシの買い越しが増える一方、ガソリンや銅、ココア は減少した。

バークレイズ・キャピタル(ロンドン)のアナリスト、アムリタ・ セン氏は「以前に見られたような商品相場の広範囲にわたる改善では ない」と指摘。相場下落を見込んでいた投資家らが、干ばつの影響で ロシアが穀物輸出を禁止したことを受け、売り持ちポジションをカバ ーするために先物を買い戻したことが小麦とトウモロコシの買い越し が増加した要因である可能性が高いとの見方を示した。

バークレイズ・キャピタルによると、商品関連の運用資産は主に 新規投資の拡大により7月に約80億ドル(約6800億円)増加し3000 億ドルを超えた。ロシアの干ばつで同国の小麦生産が減少し米国産の 需要が高まるとの観測を背景に、小麦相場は6月末以降51%、トウモ ロコシは16%、それぞれ上昇している。

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