メキシコ湾油井爆発事故から生還のリグ管理者:BP設計が原因と指摘

米国史上最悪の原油流出事故に つながったメキシコ湾でのリグ(石油掘削装置)爆発事故について、 英BPによる油井の設計不備が原因だとの見方を事故の生存者であ るトランスオーシャンの社員が示した。

BPがリースし破損したこのリグを含む6基をメキシコ湾で管 理していたバディ・トラハン氏(43)は、トランスオーシャンのリ グ「ディープウォーター・ホライズン」の乗組員や装備されていた 機器は非難されるべきではないと指摘。4月20日にBP幹部ととも にリグを訪れた際、安全性に関する懸念を表明した者はいなかった ことを明らかにした。その数時間後、油井は大きな炎を上げて爆発 しトラハン氏は危うく命を落としそうになった。

事故発生後初めてインタビューに応じたトラハン氏は、深海油 井を掘削するために安全で効率的な計画を策定するのはBPの責任 だったと指摘。その上で、トランスオーシャンはBPの計画を遂行 するために設備の整ったリグや乗組員を提供する責任を果たしてい たと述べた。

トラハン氏はヒューストンにある自身の代理人を務める弁護士 の事務所でインタビューに応じ「この油井に関して知れば知るほど 怒りが強まる。今はこれが欠陥のある計画だったことは非常に明白 だと思う」と述べた。

トラハン氏によると、同氏は最初の爆発で30フィート(約9.1 メートル)吹き飛ばされ、衣服の背中部分の大半が一瞬にして焼失 した。やがて意識が回復し、そばを走っていた人の注意を引くこと ができた。掘削現場監督者のランディ・イーゼル氏がトラハン氏を がれきの底から掘り出し、トラハン氏の首に突き刺さっていた鋼鉄 製のドアのちょうつがいを抜き取った。ちょうつがいは頸(けい) 動脈からわずか0.5インチ(約1.27センチメートル)の位置に達し ていたという。

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