住友信と中央三井:統合比率1.49対1-5年後純利益2200億円

来春に経営統合する予定の住友信託 銀行と中央三井トラスト・ホールディングスは24日、統合比率を住友信 託1.49に対し、中央三井1とすると発表した。2016年3月期以降の統合 効果は年間560億円に上り、同期に2200億円の連結純利益を計上すると の収益計画も公表した。

発表資料によると、統合効果の内訳は銀行、資産運用、不動産業務 で280億円の増収、店舗統廃合、システム関連、人件費で280億円のコス ト削減を見込む。中央三井が存続会社となる持ち株会社「三井住友トラ スト・ホールディングス」の会長には常陰均住友信託社長が社長には 田辺和夫・中央三井TH社長が就く。

会見で中央三井の田辺社長は「景気は難しく不透明だが、こういう 時期こそ多岐にわたるビジネスを持つ信託銀行が有利だ」と言い、統合 による収益拡大に意欲を示した。一方、約2000億円残る公的資金につ いては「なるべく早く返したい」と述べるにとどめた。現在約30%ある 中央三井の政府持ち株比率は経営統合後に約12%まで低下するという。

両行は2011年4月に持ち株会社を設立して経営統合し、12年4月 には、住友信託を存続会社に中央三井の傘下の信託銀行を合併させる計 画。統合比率算定では、住友信託はUBSと大和証券キャピタル・マー ケッツ、中央三井についてはJPモルガン、野村証券の分析を参考にし た。住友信託株は来年3月29日に上場廃止となる。

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