欧州株:1カ月ぶり安値、米住宅統計を嫌気-リオ、CRH安い

欧州株式相場は1カ月ぶりの安 値に下落。米中古住宅販売の落ち込みで米景気減速が裏付けられ、建 設株や資源株を中心に売りが優勢となった。

英・オーストラリア系鉱山会社、リオ・ティントは4.3%安。 建設資材メーカー2位、アイルランドのCRHは利益目標を下方修正 したため、17%の大幅安となった。セメントメーカー最大手、フラ ンスのラファルジュは4.4%安。バンク・オブ・アメリカ(BOA) メリルリンチのグローバル・リサーチ部門が同銘柄の投資判断を引き 下げたことを手掛かりに売られた。

ストックス欧州600指数は前日比1.7%安の249.45と、7 月21日以来の安値で取引を終了。先週は、米新規失業保険申請が9 カ月ぶりの高水準となったほか、米フィラデルフィア連銀景況指数が 低下したことで米景気回復の足踏み兆候が強まり、欧米株がともに低 迷した。

ウニクレディト・リサーチの上級株式ストラテジスト、タモ・ グリートフェルド氏(ミュンヘン在勤)は「最近の米統計が弱い上、 欧州経済の成長がピークを過ぎたことが一段と鮮明になっており、株 式投資家はより慎重になっている」と指摘。「CRHなど企業の発表 もこれを裏付けている。ユーロ・ストックス50種株価指数は2010 年後半に年初来安値を更新すると当社はみている」と続けた。

カナダ紙、グローブ・アンド・メールによると、カナダの肥料メ ーカー、ポタシュは、BHPビリトンによる390億ドルの買収提案 を拒否した後、中国勢を含めた国際企業と交渉しており、リオ・ティ ントも買収提案を検討しているという。一方、ブラジルのヴァーレは 交渉から撤退したもようだ。

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