雪まいたけ株続伸、ニューヨーク州に新工場-海外事業拡大に期待感

キノコ大手の雪国まいたけ株が一 時、前日比1%高の525円と続伸。米国でマイタケを現地生産するた め、米ニューヨーク州に新工場を建設すると23日に発表。同国での事 業拡大や海外展開の加速化などを見込む買いが先行した。

雪まいたけは2003年に米国子会社を設立、これまでは米国の市場 調査や日本で生産したマイタケの輸入販売などを手掛けてきた。今回 の新工場建設により、新鮮なキノコを現地のレストランや食品スーパ ーに直接届けられるようにする。設備投資額は937万ドル(約8億円) で、12年3月の完成を予定している。当面の年間生産量は580トンと なる見込み。

同社企画管理部の足利巌氏によると、「日本食ブームもあり、米国 でもしいたけやきのこに対するニーズが強い」という。当面は高級レ ストランを中心に従来の顧客先に製品を納入していくが、将来はスー パーなどにも納品する構えで、レシピなどの提案を行いたいと話す。

会社側は14年12月期の米国事業の収益規模を、売上高6億4000 万円、経常利益1億9000万円と計画。同期の連結売上高目標の400 億円に対し、1.6%に相当する。

コスモ証券投資調査部の西川裕康シニアアナリストは、「同業大手 のホクトが米西海岸で苦戦する中、あえて米国に進出しようとしたの は勇気ある決断だ。米東海岸でビジネスが根づくならば、日本のキノ コ業界全体にとっても良い話」と指摘した。

ただ、雪まいたけ株への影響について、西川氏は「米国人がほん とうにキノコを好んで食べるようになるのかは未知数。株価への影響 に関しては見極めが必要」としている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE