レーン欧州委員:アジア成長減速なら欧州経済に深刻な影響

欧州連合(EU)の行政執行機関、 欧州委員会のレーン委員(経済・通貨担当)は、中国やインドなどア ジア新興国の経済成長が減速すれば、欧州の成長に深刻なマイナスの 影響を与えるだろうとの見解を明らかにした。

同委員は23日のブルームバーグテレビジョンとのインタビュー で、米国の景気回復の鈍化とソブリン債市場の混乱も欧州にとって懸 念材料となる恐れがあると指摘した。

ギリシャの財政危機でユーロの信認が揺らぎ、一部の国が赤字削 減策の強化を余儀なくされた後、世界経済の成長加速を追い風に欧州 経済は4-6月(第2四半期)に4年ぶりの高い伸びを示した。ただ、 米国と中国の成長鈍化の兆候により欧州の輸出見通しに陰りが生じて おり、ユーロ圏は7-12月(下期)に成長鈍化する公算が大きい。

ブルームバーグが集計したエコノミスト調査の中央値によると、 米商務省が今週発表する4-6月国内総生産(GDP)の改定値は、 GDPがプラス成長に転じて以来、最も低い伸びに下方修正される見 込みだ。また先月発表された統計によれば、中国の4-6月期のGD P伸び率は10.3%増に鈍化。6月の工業生産も市場予想を上回るペー スで減速し、7-12月期の一段の景気鈍化が示唆された。

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