10年の世界アルミ需給254万トンの供給過剰、中国の生産増-住商予測

住友商事は2010年の世界のアル ミニウム新地金の需給が254万トンの供給過剰になるとの予測をまと めた。年初の予測に比べて62万トン供給過剰分が拡大する。世界最大 の生産国である中国での供給が増えることが主因。

軽金属事業部の神谷基・地金チームリーダーが20日、ブルームバ ーグ・ニュースとのインタビューで明らかにした。需要は前年比13% 増の4010万トン、供給は同14%増の4264万トン。年初の予想に比べ て需要を2.3%、供給を3.7%それぞれ引き上げた。供給過剰分は09 年の182万トンから約4割拡大する。

需要面では中国が前年比21%増の1730万トンと年初予測の1650 万トンから4.8%上方修正、日本も同17%増の200万トンと年初から 7%引き上げた。

一方、供給面では中国の生産を前年比29%増の1740万トンと年 初に比べて5.5%引き上げた。神谷氏は「中国の生産能力は2000万- 2200万トンあり、価格次第ではさらに生産できる余力がある」と指摘 する。

今週から海外製錬会社との間で10-12月(第4四半期)のアルミ 地金の輸入価格に対するプレミアム(割増金)の交渉が始まるが「下 がる方向で動いていく」と3四半期連続で下落するとの見通しを示し た。7-9月(第3四半期)の対日プレミアムは1トン当たり120- 122ドル。

住商ではロンドン金属取引所(LME)のアルミ先物相場(3カ 月物)の見通しについては、7-9月が1トン当たり1700-2250ド ル、10-12月は1700-2200ドルと予想。20日のLMEアルミ価格は 2040ドルだった。

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