富士通の山本社長:積極的に企業買収を模索-サービス事業強化

コンピューターサービス国内最大 手、富士通の山本正己社長は、世界的な成長を促進するため非常に積極 的に企業買収を模索していると表明した。

山本社長はニューヨークで通訳を介した単独インタビューに応じ、 富士通が持たない技術を保有する、あるいはこれまでに同社が獲得で きていない顧客を持つ企業が候補になるだろうと指摘。企業の合併・ 買収(M&A)に非常に積極的に取り組みたいと語った。

今年4月に社長に就任した山本氏によれば、同社はインターネッ ト経由でソフトなどを提供するクラウドコンピューティングやミドル ウエア市場の企業に注目しており、提携も検討している。買収や提携 先の候補企業名についてはコメントを控えた。富士通は不採算のハード ウエア事業を縮小する一方、成長に向けサービス事業を強化している。

山本社長は買収時期についてはまだ決定していないとした上で、 ケースバイケースだが少なくとも半年強はかかるだろうと述べた。検 討中の案件の規模については言及しなかった。

サービス事業を強化

同社長によれば、富士通は年間約1500億円のフリーキャッシュフ ロー(純現金収支)を生み出す力をつけており、これが買収資金を調 達する上での助けになる。6月10日に終了した四半期に、同社は現金 と短期投資で4060億円を保有していた。

同社長は、2016年3月期末までにクラウドのサービス関連事業で 最大1兆5000億円の売上高を目指すと述べ、11年3月期はこうした 分野に1000億円を投じる計画を示している。

富士通は先月、ソフトウエア世界最大手の米マイクロソフトとの 提携を発表。同社のクラウド技術「アジュール」を活用したサービス を提供する。

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