豪ウエストパック:4-6月は27%増益-貸倒引当金が減少

オーストラリア2位の銀行、ウエ ストパック銀行の4-6月(第3四半期)の利益は前年同期比27%増 加した。同最大手のコモンウェルス銀行と同様、金融危機後の貸倒損 失に歯止めがかかりつつある。

ウエストパック銀の23日の発表によれば、未監査の第3四半期 利益は約14億豪ドル(約1060億円)と、前年同期の11億豪ドルを 上回った。貸倒引当金は3億豪ドルで、昨年の四半期平均である8億 豪ドルから減少した。

不良債権の減少が利益の押し上げに寄与しているものの、景気回 復をめぐる懸念が融資需要を抑え、豪州各行は危機後の現在も資金調 達コストの上昇に直面している。オーストラリア・ニュージーランド 銀行(ANZ)やナショナル・オーストラリア銀行(NAB)を含む 大手4行は、債券市場での調達コスト上昇が利益率の圧迫要因になっ ていると指摘している。

アクシオメ・エクイティーズのアナリスト、ブレット・ラメジャ ラー氏(シドニー在勤)は「銀行が調達コスト上昇の影響を転嫁する ことは絶対に避けられない」と述べた上で、「そうしなければ銀行に問 題が生じる。利益率がひどい状態になる前に融資の伸びの回復が望ま れる」と語った。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE