短期市場:翌日物0.09%前後、積み順調で調達安定-レポは高止まり

短期金融市場の無担保コール翌日物 は誘導目標0.1%に対して0.09%前後で取引されている。調達側の銀行 の準備預金の積み上げが順調に進んでいるため、相場は総じて安定的な 展開となっている。一方、レポ(現金担保付債券貸借)は0.115-0.12 %近辺で高止まりしている。

短資会社によると、都市銀行の調達が0.085-0.09%、地方銀行や 信託銀行の調達は0.09-0.095%で推移している。前週末の加重平均金 利は0.092%だった。

この日は国庫短期証券(TB)3カ月物の発行・償還日にあたる。 財政要因による資金の不足幅は小さい上、日銀の資金供給も影響して、 当座預金は3000億円増の17兆7000億円程度になる見込み。準備預金 (除くゆうちょ銀)は1000億円減の12兆3000億円程度になる。

8月分の積みの進ちょく率かい離幅は、平均対比プラス4%と順 調に進んでいる。

一方、レポは、23日受け渡しの当日物が0.115-0.12%で推移。24 日や25日分は資金の運用希望が0.13%で様子見の姿勢が強い。取引水準 は、今月上旬の0.105-0.11%に比べて高止まりしている。

追加緩和観測

レポ高止まりの背景には追加緩和観測がある。政策金利0.1%で3 カ月物の資金を20兆円供給している新型オペを10兆円増額するとの見方 や、一部6カ月物への期間延長の見方もある。市場では、ターム物の資 金供給が拡大されるのを待って、目先の資金調達を翌日物に集中してい るとの指摘が出ている。

今週は菅直人首相と白川方明日銀総裁の会談の有無が注目されてお り、追加緩和観測がくすぶり続ける可能性が高い。ただ、前週のTBは 3カ月物や1年物の利回りが0.10%まで低下した後、週末にかけて0.105 -0.1075%に小幅上昇しており、会談開催が不透明な中で緩和観測がや や後退する場面も見られた。

東京金融取引所のユーロ円3カ月金利先物相場は、中心限月2011年 6月物が前週末比0.005ポイント安い99.725(0.275%)に売られる場面 が見られる。前週は一時99.740と、中心限月としては2005年9月以来の 高値を付けている。

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