【個別銘柄】欧州関連、東洋電、DNA、観光、三井海洋開、富士電

株価変動材料の出た銘柄の終値は 以下の通り。

欧州関連株:為替のユーロ安・円高進行を受けキヤノン(7751)が 前週末比1.4%安の3550円、ニコン(7731)が1.9%安の1468円など 安い。欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのウェーバー独連邦 銀行総裁は19日、ブルームバーグとのインタビューで、ECBが緊急 の融資措置を解除する時期を決めるのは来年1-3月にすべきとの考え を示した。みずほ証券の北岡智哉シニア・ストラテジストによると、 「金融緩和の長期化を好まないと見られていた同氏が年内に出口戦略は 困難との見解を示したことは、欧州経済の深刻さを物語っている」。

東洋電機製造(6505):6%安の360円。JPモルガン・アセッ ト・マネジメント・グループが同社株式の保有比率を5.63%から

4.62%に減らしていたことが20日提出の大量保有報告書で明らかにな り、追随する売りが出たもよう。

富士電機ホールディングス(6504):5.4%安の210円。三菱UF Jモルガン・スタンレー証券では、短期業績の回復力が同業他社に比べ 鈍いとみて、20日付で投資判断を「2(アウトパフォーム)」から 「3(市場平均並み)」に1段階引き下げた。

ディー・エヌ・エー(2432):4.3%安の2354円。毎月月初に公表し てきた「モバゲータウン会員数と月間ページビューの推移」などの公表 を取り止めると20日に発表した。グループの収益構造が大きく変化、 同指標が実際の収益の状況と相関しないことが取り止めの理由だが、投 資家からは不安視されたもよう。

宇部興産(4208):3.6%安の189円。三菱UFJモルガン・スタ ンレー証券では、株価上昇のカタリストとみている車載用リチウムイオ ン電池(LiB)材料の拡販は2013年度以降にずれ込む可能性が高ま ったと判断、20日付で同社株の投資判断を「2」から「3」に引き下 げた。目標株価も270円から200円に修正。

観光関連銘柄:KNT(9726)が6.4%高の83円、エイチ・ア イ・エス(9603)が2.3%高の1845円。中国政府が年内にも日本の旅 行代理店に中国国内での海外旅行業務を解禁する、と一部で報道され、 収益の拡大期待から買いが優勢となった。22日付の朝日新聞朝刊の報 道によると、国家旅遊局の邵琪偉局長が21日、訪中していた前原誠司 国土交通相に法改正を伝えたという。

不動産大手:三井不動産(8801)が1.1%安の1401円、大京 (8840)が5.7%安の132円など。仙谷由人官房長官は23日午前の記 者会見で、菅直人首相と日本銀行の白川方明総裁が同日午前9時すぎか ら約15分電話で会談したことを明らかにした。追加金融緩和策につい て、仙石氏は「ノーコメントというふうにさせてほしい」と述べたこと から、何らかの施策を期待していた向きの間で失望感が広がった。

コスモス薬品(3349):4.5%高の2410円。フィデリティ投信が同 社株株式の保有比率を8.51%から9.52%に高めていたことが20日提出 の大量保有報告書で明らかになり、追随する買いが入ったもよう。

稲葉製作所(3421):4.4%高の836円。原材料の鋼材単価が安定 推移したうえ、経費削減も奏功し、10年7月期の連結営業損益は4億 5000万円の黒字に転換したもようと前週末に発表。従来予想は3億 6000万円の赤字だった。

日本写真印刷(7915):3.9%高の1903円。発行済み株式総数比

0.74%に当たる32万株を上限に自社株買いを実施すると20日に発表、 株式需給の改善などが期待された。取得期間は23日から9月30日。

三井海洋開発(6269):3.2%高の1181円。ブラジル・リオデジャ ネイロ沖合の開発プロジェクトで、ブラジル企業と共同で1000億円規 模の受注を獲得したことが23日明らかになり、将来的な収益貢献が期 待された。中古の石油タンカーを改造して海洋浮体式の石油生産・貯蔵 設備を建設し、国営のブラジル石油公社(ペトロブラス)に20年間リ ースする方針。

三菱ガス化学(4182):4.3%高の463円。三菱UFJモルガン・ スタンレー証券は20日、業績改善とメタノール市況底打ちなどを理由 に投資判断を従来の「2」から「1(強いアウトパフォーム)」に引き 上げた。新しい目標株価は600円。

東海カーボン(5301):2.9%高の493円。野村証券は20日付で同 社株の目標株価を従来の510円から530円に引き上げた。

サンリオ(8136):0.2%高の1400円。大和証券キャピタル・マー ケッツは20日、投資判断を「3(中立)」から「2(アウトパフォー ム)」に引き上げた。欧州のロイヤルティービジネスが子ども用品から 生活雑貨に拡大、本格的な海外事業の拡大局面に入ったと評価する。

ニッセンホールディングス(8248):1.4%高の359円。一時

5.1%高と、8月9日以来の日中上昇率を記録した。中国向けの通販サ イトの自社運営を8月下旬にも開始する予定であることが分かり、中国 への本格進出に伴い、同国での事業規模拡大を見込む買いが膨らんだ。 同社広報担当の小田一宏氏によると、サイト開設時の商品数は、レディ ースやキッズ向けを中心に5000点。売上目標は公表していない。

ミサワホーム(1722):3.7%高の390円。トヨタ自動車と、太陽 光や太陽熱利用でエネルギーを自給できる次世代型住宅を共同開発する ことが明らかになり、将来的な収益貢献などが期待された。同社広報I R担当の中村孝氏は、今年11月にも東京都内にモデルハウスを開設、 次世代型住宅の普及を図ると話していた。

やすらぎ(8919):7.2%高の313円。中古住宅販売の販売棟数が 予想を上回っている上、販売単価が想定内で推移、在庫期間も短縮した ことで、11年1月期の業績予想を上方修正した。連結営業利益は従来 予想比43%増の20億5000万円の見通し。

トーソー(5956):16%高の295円と高値引けし、07年10月25 日以来の高水準に値を戻した。発行済み株式数の8.4%に当たる96万 5000株の自己株式を23日の立会外取引で取得する、と前週末に発表、 株式需給の改善などが期待された。この日午前に取得結果を公表、取得 総額は2億5862万円だった。

第一三共(4568):1.5%安の1639円。UBS証券は20日付で、 同社株の投資判断を「中立」から「売り」に引き下げた。印子会社ラン バクシー・ラボラトリーズの業績先行き不安などを挙げている。

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