欧州株:4営業日ぶりに上昇、オールド・ミューチュアル高い

欧州株式相場は4営業日ぶりに 上昇。ストックス欧州600指数は先週、週間ベースで7週間ぶりの 大幅安となり、1カ月ぶりの低水準まで下げていた。

保険事業でアフリカ最大の英オールド・ミューチュアルは

3.2%高。同社は傘下の銀行ネッドバンク・グループの持ち分70% を英HSBCホールディングスに売却する可能性があると明らかにし た。英・オーストラリア系鉱山会社、BHPビリトンとリオ・ティン トは上昇。週末のオーストラリア総選挙で、ギラード首相率いる労働 党が過半数議席を得られず、同政権が提案した資源税導入が白紙に戻 るとの期待が背景となった。

ストックス欧州600指数は前営業日比0.6%高の253.76と、 5月25日に付けた年初来の安値を9.3%上回る水準で取引を終了。 エンジニアリング欧州最大手のシーメンスや独自動車メーカー、ダイ ムラーといった企業が利益見通しを上方修正したほか、世界的な景気 回復足踏みへの懸念が緩和されたことが背景にある。同指数は年初か らはほぼ変わらず。これに対し、S&P500種株価指数は4%下落 している。

野村ホールディングスのストラテジスト、イアン・スコット氏 (ロンドン在勤)は顧客向けリポートで「他市場と比較した欧州株の 好調は今後も続くと当社は予想する」とし、「利益見通しの上方修 正が引き続き欧州市場にとりプラスとなる可能性が高い」と続けた。

リオ・ティントは0.6%高。BHPビリトンは0.5%上昇した。 保守連合を構成する最大野党・自由党のアボット党首は資源税導 入案の撤回を約束している。労働党、自由党のいずれも定数150議 席の下院で過半数を獲得していないため、新政権は今後の連立交渉の 行方次第となる。労働党案ならばBHPやリオなど鉱山会社の当初2 年の税負担は約105億豪ドル(約8000億円)。

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