クレディS:今年最大のジャンク債引き受けへ-リスク志向の回復で

クレディ・スイス・グループは、 企業の買収資金調達としては今年最大規模のジャンク(高リスク・高 利回り)債の発行を引き受けることで合意した。銀行や投資家による リスク志向の強まりが背景にある。

ニュージーランドの資産家グレイム・ハート氏傘下のレイノル ズ・グループ・ホールディングスは、投機的格付け企業による米企業 買収としては今年最大規模の買収のために、レバレッジドローンとジ ャンク債発行で50億ドル(約4300億円)を調達する可能性がある。 そうなれば、同社は買収費用の83%を借入金で賄うことになる。

ブルームバーグがまとめたデータによると、買収費用における 借り入れの比重が高まる中、年初からのジャンク債の発行規模はすで に2009年の総額を上回っており、バンク・オブ・アメリカ(BO A)、JPモルガン・チェースなど銀行の間で引き受け業務獲得に向 け競争が強まっている。米経済の成長減速と高い失業率が個人消費を 抑制しているにもかかわらず、一部企業のリスクプレミアムは2008 年6月以降で最低の水準となっており、この状況を享受しようと発行 市場での資金調達が増えている。

クレディ・スイス・グループのグローバル・レバレッジドファ イナンス・キャピタル・マーケッツ責任者、トム・ニューベリー氏は、 「リスク志向の強まりに伴い、案件の規模は大きくなっている。銀行 が引き受けに意欲的であることが債券発行を容易にしている」と指摘。 「レイノルズの案件に対する市場のキャパシティーは50億ドルを超 すと当社はみており、引き受けには意欲的だった」と続けた。

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