中国株(終了):反落、インフレ圧力や不良債権への懸念広がる

中国株式相場は反落。インフレ 圧力で金融緩和の時期がずれ込むとの見方や、地方政府向け融資の引 当金が銀行の利益を損なうとの観測が広がった。

不動産開発の保利房地産集団(600048 CH)は2.9%安。人民日 報の論説がインフレ圧力を警戒すべきだと指摘したことが影響した。 同業の金地集団(600383 CH)も1.8%下げた。

中国の銀行最大手、中国工商銀行(601398 CH)は0.5%安。招商 銀行(600036 CH)は0.7%安。銀行は地方政府向け融資で6000億元 相当の引当金計上を迫られる可能性があると証券時報が報じた。

銅生産の江西銅業(600362 CH)は4.3%安。米国の週間の新規 失業保険申請件数が予想外に増加し、世界経済が鈍化するとの懸念が 高まった。

浙商証券のストラテジスト、王偉俊氏(上海在勤)は、「インフ レ期待が高まりつつあり、中国人民銀行(中央銀行)が物価上昇圧力 を前に金融緩和をする可能性は低い」と指摘。また、「地方政府に対 する融資の焦げ付きリスクが引き続き銀行への重しとなるだろう」と 述べた。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動す る上海総合指数は前日比45.67ポイント(1.7%)安の2642.31と、 今月10日以来の大幅な下落率となった。上海、深セン両証取のA株 に連動するCSI300指数は同1.9%安の2898.33。

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