ギリシャ:赤字削減措置は今年の目標達成に十分、リスクも残る-EU

欧州連合(EU)は、ギリシャ 政府が6月までに実施した財政赤字削減策は、今年の目標を達成す るのに十分とみられるとの見解を示した。その上で、措置の効果を 確実にするためには、まだやるべきことが多くあると指摘した。

EUは20日、ウェブサイトに報告書を掲載し、「ギリシャがこ れまでに導入した財政措置は、財政赤字の上限について2010年の 目標を達成するのに十分とみられる」との判断を示した上で、国内 銀行の十分な流動性と安定の確保という「差し迫った」課題をはじ め、重大なリスクが複数残っていると指摘した。

EUの行政執行機関である欧州委員会のアルタファイ報道官は 19日、ブリュッセルで記者団に、欧州委はユーロ圏財務相らが9月 7日にギリシャ向け融資の第2弾(90億ユーロ)のEU分の実行を 承認すると考えていると述べた。

ギリシャの1-6月(上期)財政赤字は前年同期比で45%減少。 賃金・年金カットや増税などの緊縮財措置が奏功し、目標よりも速 いペースでの赤字削減に成功した。

ギリシャ財政赤字の対国内総生産(GDP)比率は昨年13.6%。 同国はこれを2014年に、EUの協定が定める3%以内に引き下げ ることを目指している。今年の目標は8.1%。EUは報告書で、今 年の目標達成には「非常に厳密な」財政規律を引き続き順守するこ とが必要だと指摘した。

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