英HSBCはマドフ事件の内部報告書の提出必要-米連邦破産裁が判断

米ニューヨークの連邦破産裁判 所の判事は、欧州最大の銀行、英HSBCホールディングスに対し、 巨額詐欺事件を起こしたバーナード・マドフ受刑囚の事業に関する内 部報告書を提出すべきだとの判断を示した。報告書は、2006-08年 の同事業に伴う潜在的な詐欺行為などのリスクについてまとめている。

米連邦破産裁のバートン・リフランド判事は17日、資料提出命 令をHSBCに下すようロンドンの高等法院に求めることを決めた。 資料には、内部報告書のほか、契約書類や録音記録、KPMGインタ ーナショナル傘下の事務所が実施したマドフ受刑囚の企業に関する調 査書類が含まれる。HSBCは、同受刑囚と共同で投資していた複数 のファンドのカストディアン(保管機関)を務めていた。

米連邦破産裁によれば、HSBCがマドフ受刑囚との事業に関す る調査を最後に依頼したのは2008年9月。同受刑囚が逮捕される約 3カ月前だったという。同裁判所の資料によれば、HSBCと破産管 財人のアービング・ピカード氏は、英高等法院が提出命令を下した場 合にどの資料を対象とすべきかで合意に達した。

HSBC広報のエイドリアン・ラッセル氏は、係争中の問題につ いて同行としてコメントすることはできないと述べた。

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